プロダクトローンチで「詐欺」情報商材を買いそうになった話

 「インターネットを使って、自分なりのビジネスを!」を目標に日々頑張っている管理人カンブレです。

「ネットビジネス」という世界に全く免疫もないまま触れてしまって、翻弄された経験などを綴っています。

(前回のお話はこちらから▶️ついに、ノウハウコレクターになってしまった話

スポンサーリンク

次々と紹介される「稼げる」案件

「○○でも年収1億円!」の広告からネットビジネスの世界に足を踏み入れたあの年は、自分でもどうかしてたんじゃないかと思うくらい、全くクレイジーな1年でした。

ひとつメルマガを取れば、そのメルマガで別の何かが紹介される。そっちに登録すれば、そっちの人のツテでまた次の何かが紹介される。。。

・・・そうして、果てしない連鎖が続いていくんです。

確かにそれこそが、インターネットの強みであり、私たち一般人がそこを舞台に仕事が成り立つ所以(ゆえん)でもあるんでしょうけどね。

みんな自分のメルマガで何かを紹介して、もしも自分の読者さんがそれに登録してくれると紹介料をもらえる仕組みになっていたんです。

でも、当時はそんなこと知りません。紹介されるものは何でも素直に登録して、気がつけば私のメールボックスはパンパン!

メルマガを読むだけでもずいぶん時間を使っていました。

・・・一体何やってるんだ、カンブレよ。。。

要は情報を主体的に取捨選択する目と知恵があればいいのです。

でも、誰でも最初から情報に対するリテラシーが備わっているわけではありません。

なので、、、ある程度の失敗は仕方がないのかなと思います。

でも、出来ればあまりひどい火傷はしたくないですよね。。。

さて、「1億円」の方が紹介していたサイトアフィリの教材を購入した私の元には、今度は「サイトアフィリ」の方からメルマガが届くようになりました。

この方からは定期的に色んなご紹介がありました。

しかも紹介の仕方が、

「私がもっとも信頼している友人からのご案内です!ぜひ情報をゲットしてください!」とか、

「この業界10年の私が自分のこの目で確かめて来ました。その辺のポッと出とは情報の質が違います!」とか、

とにかく誘導が上手なんです。

私はこの「サイトアフィリ」の方をすっかり信用していました。

実際に購入者フォローアップのセミナーでお会いしましたが、とても誠実そうで、偉ぶっているわけでもなく、地道な雰囲気で、私たちお客さんを大切にしてくださる感じが伝わって来て、大好きでした。

なので、彼がこれほど勧めるのなら、、、と、結構次々とメルアドを登録していました。

・・・ところが、彼が紹介する人たち。これがどうも怪しいんです。。。

この人たちは、いわゆるプロダクトローンチというスタイルでアプローチして来ました。

スポンサーリンク

プロダクトローンチにあっけなくハマってしまう情弱層

プロダクトローンチというのはセールスの手法の一つで、これ自体が怪しいというわけではありません。人の心理に沿って非常に上手に誘導されるので、成約率が高くなると言われています。

セールスは、

  1. 見込み客を集める
  2. 売りたい商品を小出しにして、期待を持たせる
  3. いざ発売!→すると、申し込み期限が設けられ、締め切り時刻のギリギリまでリマインドのメールが来る

このような手順で進んで行きます。

メールアドレスを登録した私は、1.の見込み客となったわけです。

すると、今度は動画やメールが届きます。それも一本観るのに一時間くらい平気でかかる長さだし、メールも超長文です。

したがって、真面目に付き合ってると非常に長時間セールスを受け続けていることになります。

しかも上記2.のように情報を小出しにして来るので、1〜2週間ずっとこのような状態が続きます。

人間というものは、接触頻度が高いと、その対象に愛着を覚えるようにできています。ですから、実際に商品が発売される頃には販売者に対してすっかり心を開いていて、購入の準備が出来ている。。。

というわけなのです。

私が実際に経験したプロダクトローンチ

前述したように、プロダクトローンチというセールスの手法は、それ自体が悪いわけではありません。良い買い物ができれば、売る方も買う方もどちらもハッピーです。

ただ問題は、ネットビジネスの「稼げる情報を売る」世界では商品の価値と価格とが全く釣り合わないものが横行しているということです。

実際に私が購入寸前まで行ったプロダクトローンチで大炎上したものがありました。

コピペだけで年収1000万円!

ある合言葉を、SNSや、自分が既に持っているブログなどに貼り付けるだけで、年収は軽く1000万円を超えると言うんです。この販売者の主張とは、、、

  • 世界の超富裕層にはお金があり余っている、自分はそのコミュニティに入ることができ、彼らの持つ、余っているお金のごくごく一部を引っ張って来ることが出来るようになった!
  • これは利権である(つまり不労所得)。
  • 自分の仲間に入る人には、ある合言葉を教える、この言葉を看板のように自分のメディア(SNSやブログ)などに貼り付けておけば、それを目当てにあなたの元に人が集まって来るような仕掛けを作った。
  • MLM(ネットワークビジネス)のように、あなたの下にピラミッドが自動的に出来るので、何もしなくてもお金が入って来るようになる。

・・・こんな話をですよ、真に受けるアホがどこにいるかと思うでしょう?

それが、いるんですよ、ここに。σ(゜∪゜)ワタクシ

あれは一種の洗脳ですね。

彼はターゲットを中高年にしぼってました。

私もですけど、この世代の人たちって、「出世しよう!」とか「天下取ったろう!」とか「一山大きく当てよう!」とか、そういう人生上り坂の頃に抱くような欲って既にないんですよ。

逆に、それこそ人生100年時代を人様に迷惑かけずに生きて行けるように経済的な裏付けがほしいとか、少しでも次世代に貢献できたらとか、そんなお人好しも多い。

その辺の人たちを上手に絡め取って行きました。

スポンサーリンク

ウブな管理人カンブレ、間一髪で難を逃れる

「世の中を良くしたい!」という利他的な大人にこそ、まず裕福になってもらいたい、一緒に日本を変えて行きましょう!

こんなメッセージと共に流される大量のメールと動画。

その動画を見て感想をコメントすると、特典としてまた別の動画が送られて来て。。。と、1〜2週間は毎日何時間もこの販売者のコンテンツに費やしていました。

しまいには、この人のコミュニティに入って、一緒に頑張りたい!なんて思うようにまでなってしまっていたんです。

・・・そしてついに、発売日がやって来ました。

販売価格は120万円!とのことでした。

・・・あぁ〜。

無理無理、これは絶対無理だわぁ、さようならぁ〜〜と思ったその時、彼は、

「でも、少しでも多くの人に参加してもらいたいので、特別に30万円にしました」と言ったのです!

・・・30万円。。。

微妙です。

いや、高いんですよ、とっても。

でも、洗脳されちゃった人たちにとっては「ありかも。。。」と思ってしまう値段なんです。

管理人カンブレ、思わずカード決済しそうになりました。

少し仕事頑張って、カードのリボ払いでもいいかな、だって、儲かれば元が取れるもんね!なんて思いました。

でもその時、ちょっと夫に相談してみようって思っちゃったんですね。

そしたら夫は「それは変だから、絶対ダメ。」と言うんです。いくら頼んでもダメなんです。

・・・で、泣く泣く参加を諦めました。

大炎上した詐欺案件

・・・結局、この案件は詐欺でした。

利権」なんてどこにもなかったんです。

みんな、彼の作り話に騙されてお金を払いました。1000人以上参加したと聞いています。

しかも、中には30万円払ったあと、もっとコアなメンバーになるために、50万円、120万円と上乗せして払った人もいたそうです。

授業料、、、というには高過ぎました。

カンブレを止めてくれた夫には感謝感謝です。

ちょっとずつ培われて行くリテラシー

まぁ、こんなことを経験するうち、ウブなカンブレにも少しずつ、いわゆる「情報商材」と呼ばれるものに対するリテラシーができて行きました。

そして何とあの、大好きで、心底信用していた、「サイトアフィリ」の方、あの方まで派手なプロダクトローンチをやって、そこそこ炎上しました(涙)。

カンブレが彼のサイトアフィリの教材を購入してから約1年後の春のことでした。

まぁ、その頃には私にもそれなりに免疫がついていたので二度と熱くなることはなかったですけどね。

(つづく)

つづきはこちらからどうぞ▶️アフィリエイトをやりたかったのに、なぜか物販スクールに入った話

スポンサーリンク

Pocket
LINEで送る