ネットを使って自分らしいビジネスをしたい!
そんな夢を持って頑張っている、管理人カンブレです。ネットビジネスと呼ばれる世界に足を踏み入れてからの体験を書いています。
(前回のお話はこちらから▶️アフィリエイトをやりたかったのに、なぜか物販スクールに入った話)
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「転売」という言葉にそこはかとない抵抗感を感じる
正直、当初は「転売」という言葉に多少抵抗を感じていました。
でも、昔から「商人」というものは存在していたわけです。
子供の頃に読んだ絵本にこんなものがありました。
「山の村に住む人たちは、山菜はたんとあるけれど、タンパク質が足りない。海辺の村に住む人たちは、魚はたくさん食べるけど、野菜不足でビタミンが足りない。どちらの村の人たちも健康上の悩みを抱えていた。ある時ひょんなことから山の村の人と海辺の村の人が出会い、魚と山菜を交換するということを始めた。そして、どちらも健康でハッピーになりましたとさ。」
つまり、例えば都内でしか手に入らないものをAmazonに出品したら、地方の人も助かるわけです。
で、それを仲介した出品者(私)がマージンを頂く。
どちらもハッピー。
まぁ、そんな風に自分を納得させて、国内転売に突っ込んで行きました。
何しろ35万円も払って物販スクールに入学したのです。半年間は脇目も振らずに頑張るつもりでした。
物販スクールで落ちこぼれる
そのスクールは物販コミュニティを主宰している方が校長で、そのお弟子さんたちが講師として実際の指導に当たっていました。
スクールの中身は、
- 月一回のセミナー+グループコンサル
- チャットワークに日報をあげる
この二つが柱でした。
生徒たちは半年後に自分がどうなっていたいかというゴールを、まず決めることになっていました。
次にゴールから逆算して毎月の目標額と、それを達成するための行動を決めます。
そして、実際にその行動ができたか、また日々の売上などの数字を日報で報告するのでした。
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ゴールが描けない。。。
この物販スクールに入って半年後、私は一体どうなっていたいのでしょうか?
困ったことに、いくら考えても「ひと月30万円の安定収入」という以外に何も思い浮かばないのです。
けれども、実際に30万円の利益を出すということは、私には非常に高いハードルだと言うことが次第に分かってきました。
転売で20%の利益が出る商品にめぐり合うのはなかなか難しいことです。ですが仮に、20%の利益率だったとしましょう。
で、30万円の利益が出るようにするにはいくら仕入れなくてはいけないと思いますか?
・・・120万円です!
おいおい、今お金ない人がどうやって120万円も仕入れるんだって話ですが、そこはカードで仕入れをします。売れたらすぐに入金されるので、カードの引き落とし日が来る前には間に合うっていう算段です。
皆さんカードを5枚も6枚も作って、枠いっぱいに買い付けていました。
・・・しかし、かなり綱渡りですよね(汗)。
もしも売れなかったりしたら、カードの支払いができずに大変なことになります。
ですから、確実に売れる商品を安く仕入れることが必須となるわけですが。
それにしても、当時扶養枠内で仕事をしていたフツーの50代主婦カンブレにとって、仕入れが心理的に大きな負担になったことは想像に難くありません。
次々と届く段ボールで部屋が埋まっていく。。。
街へ出て色々なお店を見て回り、何とか仕入れをしようとしたカンブレですが、やっぱり50代、体力に限界がありました。
それに車を運転できないので、一回に運べる荷物の量にも限りがあって効率が悪いです。
そこで、スクールの先生からは「ネット仕入れ」に特化するようにとアドバイスを受けました。
メルカリ、ヤフオク、ネットショップなどを丹念に検索して、これ!という商品を落札、購入するのです。
これは結構私に合っていました。
毎晩、夕食後カフェに出かけて行って、パソコンを開いて2〜3時間あれこれ商品を探すことが日課となりました。
ちょっとしたノマドワーカーの気分でした。
ところが、ですね。
仕入れをすると日々色々な商品が自宅に届くわけです。で、ある程度数が溜まったところでAmazonの倉庫にまとめて納品するのですが、、、
送られて来た商品を入れた段ボールやら梱包材やらが半端なく溜まって行くのです。あぁ、もったいない。。。
また、ネットショップから仕入れると「弊社の商品をお手にとっていただきありがとうございます」なんて丁寧なメッセージカードが同封されていたりして。。。
それなのに、あぁ、私はこれを横流し。。。
そんなこんなに、いちいち心が痛んでしまう50代主婦カンブレ。。。
やっぱり向いていなかったんだと思いますよ(苦笑)。
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転売は通過点
転売はグレーなビジネスなんでしょうか?
まぁ、やり方によってはグレーなのかなぁと思います。それに、持続可能な商売ではないのかなとも思います。
スクールの校長先生も、よく言ってました。
転売の先の絵を描くように。
要するに、Amazonを使った転売は最初の入り口、通過点。いつまでもこんなことやっていてはいけないよ、と。
では、国内転売の先のステージは何なのでしょう?恐らく次の三つに集約されると思います。
- 物販を極める
- 転売の経験を基礎に他のネットビジネスに取り組む
- 転売を教える先生になる
講師の先生やスクールの先輩たちの中には、
- 中国の工場で独自に製品を作らせて輸入販売
- eBayを使って、海外のお客さん相手に商売
- クラウドファンディングで商品開発
- 楽天やヤフーショッピングに開店
- 古物商となって、中古品販売に特化
など、物販の方面でより先の道を進み始めている方もおられました。
また、転売のメルマガを発行して生徒さんを募集している方もいました。
あるいは、転売とは別のビジネス・コミュニティに入って、どうやらネットワーク・ビジネスを始めたらしい方も。
後は、職人のように転売を極めている方も、もちろんいました。
まぁ、色々考えられますが、今から思えば「転売の先生」以外なら、何も最初に国内転売を経験しなくても、いきなりやりたいことにチャレンジすればいいんじゃないかなぁ、と思いますけれどね。
問題は、私自身が物販を極めようと思うほど、「モノ」を扱う商売に熱くなれなかったってことです。
転売は稼げるビジネスか?
結局、物販スクールに通った半年間では、私はひと月30万円どころか10万円も稼げませんでした。
先生方からはとっても目を掛けて頂いたので、できない自分が申し訳ないやら情けないやらでとっても辛かったのですが。
スクールの名誉のために言いますと、ちゃんと稼げた人ももちろんいましたよ。中には100万円を突破した人もいました。
でも、その人たちがその後どうなったのかは分かりません。
今でも変わらずそのペースで転売を続けているのか、その先のステージに進んだのか、あるいはもうネットビジネスなんてやめちゃって全く別のことをしているのか。。。
スクールに入った半年間は本当にクレイジーでした。いくつかのことを犠牲にして転売に取り組みましたが、その間に病気だった愛犬が亡くなりました。
そして、ペットロスが癒えないうちに今度は自分の病気が見つかり手術するハメになりました。
天からの強制終了。。。
それとも助け舟?
分かりませんけれど、物販に関しては、私には家の不用品を出品して小遣い稼ぎをするくらいがちょうど身の丈に合っていたようでした。
自分を知るって、、、なかなか難しいことです、ハイ。
(つづく)
つづきはこちらからどうぞ▶️自分の得意が分からない!?なぜか苦手なことを頑張ろうとする心理
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