日本とアメリカでは使ってる温度の単位が違うってご存知ですか?
アメリカ人の夫に「平熱は?」って聞いたら、「98.6」と言う答えが返って来ました。
はぁ?
・・・全く、国際結婚で何がややこしいって、結局の所こういう些細なことだったりします。体重の話はパウンドだし、長さはインチになっちゃうし。。。(汗)
中でもこの、温度の話が一番わかりづらいかもしれません。計算が少し面倒ですから。
アメリカっていつまでも独自の計量法を手放そうとしない国だなぁってつくづく思いますよ。周りに合わそうなんて気はこれっぽっちもないんでしょうかね(笑)。
何はともあれ、摂氏(℃)と華氏(°F)、この違いを一度しっかり理解しておくのも悪くないですよ♪
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摂氏(℃)と華氏(°F)はこんなに違う
温度の単位は「℃」って書きますが、その理由って学校で習った覚えがありますか?私はありません(それとも習ったけど忘れちゃったか?)。ただただそういうもんなんだって丸覚えして使ってました。
で、改めて調べてみると、へぇ〜そうなんだぁと結構知らなかったことも。
摂氏(℃)の由来
私たち日本人が使っている温度の単位は「セルシウス度」(degree Celsius)と言い、スウェーデンの天文学者セルシウスが1742年に考案したものです。
- CelsiusのCを取って「℃」と表記
- 「C」とだけ書く場合もあり
- 水の凝固点を0℃、沸点を100℃とし、間を100分割
日本や中国では「摂氏」と呼ばれています。そう言えば「摂氏○○度」と言う呼び方って耳に馴染んでますよね。
なるほど、温度と角度は同じ「度」を使うけれど、表記は「℃」「°」で違うワケ、納得です!
そして、水が凍る温度と沸騰する温度を基準にしてたんですね!
華氏(°F)の由来
一方華氏は、摂氏から遡ること約20年、1724年にドイツの物理学者ファーレンハイトが考案しました。
- FahrenheitのFを取って「°F」と表記
- 「F」とだけ書く場合もあり
- 水の凝固点を32°F、沸点を212°Fとし、間を180に等分
元々は水の凝固点を32°F、人の平熱を96°F(35.6℃)と決め、それを基準にしていましたが、後に水の沸点を212°Fと定めてセルシウス度との換算がしやすいようにしました。
華氏って何だかややこしい数え方だなぁって感じますが、それは私が摂氏に慣れているからでしょうか?
・・・ちなみに、「華氏」と聞いて私が思い出すのは、アメリカの映画監督マイケル・ムーアが2004年発表したドキュメンタリー映画「華氏911(かしきゅういちいち)」(原題: Fahrenheit 9/11)、アメリカの同時多発テロを巡る、当時のブッシュ政権を批判する内容でかなり物議をかもしたものでしたが。。。
実はあの頃の私、華氏が何のことだか分からなかったんです!(汗)
摂氏(℃)と華氏(°F)の換算の計算式
では、華氏を摂氏に、あるいは摂氏を華氏に直してみましょう〜!
おさらいです。
- 水の凝固点:摂氏0℃、華氏32°F
- 水の沸点:摂氏100℃、華氏212°F
- 凝固点と沸点との間隔:摂氏→100、華氏→180(212°F-32°F)
これらの数字からどんな計算をしたら換算ができるのか、何となく見えて来ましたね!
【華氏を摂氏に換算する時】
℃=(°F-32)÷1.8
*華氏から32を引いて、1.8で割る
【摂氏を華氏に換算する時】
°F=℃×1.8+32
*摂氏に1.8を掛けてから32を足す
・・・いやいや大変だって、この計算は。。。
計算機があってもあまりやりたくありません(笑)。
ズボラな私はスマホのアプリでササーッと一発変換しておりますよ。「摂氏 華氏」などのワードで検索すると色々出て来ます。フリーのものでも充分使えて便利♪
ちなみに私が使っているのはEasyConvertと言う、無料のアプリです。
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ところで、華氏を使う場面て?
ここまで読んでくださって、こんな風に思ってらっしゃるかもしれません。
「摂氏と華氏を換算するのはいいけど、いったい、いつ、どこで華氏を使う場面があるの!?」
日本に住んでる限りは華氏を知らなくたって不便を感じることはないでしょう。しかも、世界基準は摂氏の方なんですから。
・・・でも、まぁ、そうですね、例えばこんな場面で華氏が登場します。
アメリカのレシピでお料理を作る時です。
◉ Bake at 400F for 30 minutes.(400°Fのオーブンで30分焼く)
こういうのがしょっ中出て来ますので。耐熱皿にザザッと入れてオーブンに放り込む!みたいのが多いんですよね、アメリカンクッキングには。楽チンですけれども。
最近はSNSなんか見てると、お料理の動画サイトがよく目についたりしますが、中には海外のサイトもあって、結構美味しそう。私は時々取り入れたりしています。
そんな時「摂氏」と「華氏」、これ覚えておくと便利ですよ。
アメリカンクッキングにご興味があれば、こちらの記事も併せてどうぞ→アメリカの1カップって何CC?アメリカ料理には計量カップが必須!
おまけ
ところで、冒頭に書いた、夫の平熱が98.6°Fだという件。これって37℃ですよ!何だか心配になっちゃって、嫌がるのを無理やり測らせたら、、、
35.3℃でした!
もう。
夫曰く、98.6°Fというのはアメリカで世間一般に言われている平熱なんだそうです。
はぁ??
37℃って言ったら、日本では微熱の部類に入りますよね?ちょっと大人しくしてようかな、と思うくらいの。。。
平均的なアメリカ人って平熱が高いのかしら?それとも微熱は熱の部類に入らないとか??
所変われば、色々変わるもんです。
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